先週は毎年恒例の全国経営者セミナー(ホテルオークラ)へ、3日間缶詰で勉強をしてきました。
このセミナーは様々な企業の現在の成功者や、新進気鋭のアナリストや、経営コンサルタントなど、講師も多岐に渡っていて現在の自分のポジションを確認する意味で非常に役立つセミナーです。
今回私が特に興味を持った講師は、ソフトバンクグループ「アリババ」の社長「香山誠」氏でした。
香山氏は、ゴールドマンサックスが毎年発表している世界経済の未来予測のデータを紹介しながら、「変貌する世界経済と日本」というテーマで、 日本人が驚愕するような未来予測を立てていました。
ご存知の方も居られると思いますが、日本のGDPと中国のGDPが今年は逆転する年になるようです。
今年の日中のGDPは約450兆円ありました。
これが30年後に中国は10倍の4500兆円になり、日本は370兆円に減少するだろうとの予測です。
人口比を考えれば当然とは思いながらも、この数字を突きつけられると思わず怯んでしまう方もいるのではないでしょうか! 果たして、このような状況のなかで日本の中に閉じこもってビジネスをしていて成長はできるのでしょうか?誰もが疑問に思うでしょう。
香山氏の所属している「アリババ」は、中国最大のB2Bサイトを運営している日本法人です。
この話の落ちは、当然市場を海外に求めるべきとの話になるのですが、そうは言っても皆ができるわけではありません。
新市場の創出
確かにネットを使えば、海外との取引も今では簡単にできるようになりました。
しかし国内に全く市場が無くなったわけではありません。
ピータードラッカーの言葉を借りれば「経営とは顧客の創造」です。
まだまだ未開拓の市場(顧客)がこの国内にも存在をしていると思います。
これからは新しい市場を創出できる企業が伸びて行き、それが出来ない企業は衰退をしていかざるを得なくなるでしょう。
香山氏はこれから勝ち残る企業は企業規模でもなく、企業の歴史でもなく、「ユーザー評価の高い企業」だと言っていました。
例えば、レストランを探す時に「ぐるなび」を使う人と「食べログ」を使う人がおります。
最近「食べログ」派が増えてきています。
それは口コミの評価でお店の判断をするユーザーが増えてきたからです。
又、化粧品なども大手のメーカーがテレビでいくら宣伝をしても、「アットコスメ」でネガティブな意見を書かれたらお仕舞いです。
ツイッターやSNS(アメリカでは「フェイスブック」がグーグルを脅かす存在となってきています)が流行るのは、個人の生の意見が聞けるからです。
つまりそれが「ユーザーの評価」というわけです。
ユーザーの気持ち、翻って自分も企業人の立場とユーザーの立場があります。
自分自身がユーザーとして「こんなサービスがあったら良いな!」
というものを、真摯に見つめ直してみると以外に面白い発見があると思います。
古くからある業界や企業でも、弱点を強みに変えて伸びている企業もあります。
あるバスツアー会社では、普通のバスツアーは「狭くて時間が掛かる」
というデメリットを逆手に取って成功しています。。
バスツアーに申し込む女性客にとっては、隣にどのような人が座るのかということが特に気にかかります。
男の私でも、「太った男性の隣は嫌だな」と思います。
女性ならもっと嫌でしょう。
このバス会社のバスはそういった女性のニーズをキャッチして、1人座席用のバスや、1台のバスに乗れる人数を半分にしたり、女性が喜びそうなサービスを次から次へと開発をしています。
1人用座席は通常料金の3倍するそうですが、予約で一杯だそうです。
これは弱点を逆手に取った素晴らしいアイデアだと思います。
今までバスを敬遠していた若年層の女性客を新たな顧客として見事に掴んだのです。
まだまだ隠れた宝の山は沢山あるのではないでしょうか!
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