この夏の暑さで好景気に沸いている業種もあるようです。
友人の一人に「ロックアイス」を製造販売している社長がおります。
毎年正月には、その年の天気の占いをしてもらうそうです。
暑い日が続くとでると喜んで、今年は天候不順で寒いとでると落ち込んだりしています。
恐らく今頃はニコニコしてハワイあたりでバカンスを楽しんでいるかもしれません。
同じように天候に左右される商売をしている社長でも、自動販売機で飲料水を販売している社長は、昔は同じように天候がよくて暑いと、よく売れると言っていましたが、今は不景気で消費者が自動販売機で缶コーヒーや缶ジュースを買わなくなったと溢しておりました。
同じような商売でも明暗がくっきりと分かれてました。
同じ商品やサービスをうる商売でもビジネスの仕組みを変えていかないと、そのままでは衰退する危険が潜んでいると思います。
最近プラットフォームという言葉を新聞紙上でよく見かけるようになりました。
プラットフォームをそのまま直訳すれば「場」という意味になると思います。
つまり「場」を提供するビジネス戦略ということになります。
昔からあったビジネスモデルですが、今何故脚光を浴びてきたのかというと、最近の成功している企業の共通項に、このプラットフォーム戦略があるからです。
例えば「楽天市場」というショッピングモールがあります。
ここでは何万店というお店が出店してモノを売っていますが、楽天自身はモノを売っているわけではありません。
正に楽天市場という「場」を提供して、そこに顧客を沢山集めてテナント料を頂いてビジネスをしているわけであります。
これがいわゆるプラットフオーム戦略と呼ばれる代表的なものです。
以前、金融関係者の間では、デリバティブ等をやる場合には「レバレッジ」をかけることが失敗しない賢いやり方だと言われておりました。
プラットフォーム戦略も正にレバレッジの一つだと思います。
プラットフォーム戦略の大きな特徴はマッチング機能です。
楽天に出店することで、楽天が顧客を集めてくれる。
正にお店と顧客のマッチングです。
オークションなども買い手と売り手の仲介をする場を提供しているわけであります。
SNSなども同じ目的を持ったグループの「場」を提供しているわけであります。
最近流行の「フラッシュマーケティング」も共同の目的をもった人達の場を提供しています。
フラッシュマーケティングとは、新しく生まれた広告宣伝の一種です。
例えば、レストランなどの広告だと「ぐるなび」「タベログ」などが一般的な広告手段として有名ですが、これらの広告手段では顧客にとってのメリットはあまり感じられません。
従って少しづつの反応はあるかもしれませんが、大きな拡販にはつながりません。
しかしフラッシュマーケティングというのは、上手くいけば大量の顧客を短時間に掴むことができる優れものです。
そのやり方は、例えば、本来は1万円するディナーコースを3分の一の3000円という値段に設定します。
消費者からみた場合は1万円の料理が3000円で食べられるという大きなメリットがあります。
但しそのメリットを享受するためには、ある一定の数を集めなければなりません。
ここが大きなポイントになります。
そのメリットを享受したいと思った消費者は、ツイッターを使ってつぶやきします。
「僕、この3000円の料理を食べたい!」すると彼のフォロワーがそのつぶやきを見て自分も3000円なら食べてみたいと思ったら、又そのフォロワーもつぶやきます。
そしてクチコミの連鎖が次々と起きていきます。
そうやってあっという間に目標の数に到達すると3000円のディナーコースのクーポンビジネスが成立するというものです。
勿論、魅力が無ければ成立しないこともあります。
ここではその割引クーポンを販売する場を提供している会社が正にプラットフォームの役目を果たしているわけです。
フラッシュマーケティングというマーケティング手法がでてきた背景には、ツイッターというソーシャルメディアの存在が欠かせません。
ソーシャルメディアはこれからのマーケティングに欠かせないものとなりつつあります。
プラットフオーム戦略を成功させるポイントは、まずインターネットの新しいマーケティングシステムに精通し、自らの存在価値を創出すること(検索コストや取引コストの削減)が重要です。
つまりプラットフォームを使うことによりコストが上がってしまってはメリットがなくなってしまいます。
だからコストが下がらなければ意味がありません。
もう一つは対象となるグループの魅力です。
どうやって魅力あるグループを見つけるか、そして活性化です。
お互いに魅力がなければ顧客は集まりませんし、活性化しなければ利用価値がありません。
そして統治すること。
ルールと規範をつくりクオリティをコントロールすることが重要です。
ちなみに我社では顧客と顧客を結びつけるジョイントサービスを開始しました。
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1975年 法政大学経済学部卒業後、東京の中堅印刷会社にて生産関連と営業関連を経験。その後日本経営合理化協会に入社、主に営業マン向けのセミナーを担当、企画立案、セミナーの集客から運営までを行う。
1990年、ワタナベ印刷㈱代表取締役就任。2008年8月、社名をワタナベメディアプロダクツ(株)に変更。印刷会社から販売促進支援業へと大きく進路を転換!現在、マーケティングアドバイザー兼代表取締役として活躍中
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