お盆休みは如何でしたか? 私は勝浦の民宿で日がな一日読書三昧をしておりました。
たまに散歩がてら近くの「守谷海岸」に行って目の保養をしておりました。
勝浦の守谷海岸は東京近郊では珍しい透明度の高いエメラルドグリーンの綺麗な海岸です。
小さな入り江の中にある海岸は砂浜も真夏の太陽に照らしだされると銀色に輝いてとても魅惑的な雰囲気を醸しだしています。
そんな魅力的な海岸ですので、その噂を聞きつけた若いOL達が友達づれで訪れる穴場的な海岸になっているのです。
結構我社の社員も行っているようです!
お盆休み前から為替レートが85円を切り、このままでは円の最高値79円を超えるのではないかと騒がれて、休み中気が気でない方も相当居られたのではないでしょうか! 今日は少し戻したようですが・・・
資本主義、市場原理主義的世界経済は今まで経験をしたことのない領域に突入したのではないでしょうか?
先進国が皆輸出頼みの戦略をとるものですから、円が安くならない。
これは円高ではなくドル安、ユーロ安です。こういった状況はすぐに改善はされないでしょうから円高はまだまだ続くと思わなければいけないでしょう。
このような時代に、これからの成長戦略をどのように画いていけるかが経営者の大きな課題でしょう。
ソフトバンクグループ「アリババジャパン」の香山社長はソフトバンクの成長戦略の一つとして「ジョイントベンチャー」を沢山仕掛けてきたと言っておりました。
しかもそのジョイントベンチャーも成功の数より失敗の数のほうが、はるかに多かったと言っておりました「しかしジョイントベンチャーを止めるつもりはない」と言っています。
それは何故かというと、自社で全部1からやろうとすると時間とコストが掛かり、尚且つそれでも成功する保証はどこにもないということです。
ジョイントベンチャーは考え方としては「他人の持っている経営資源を活用してレバレッジを掛ける」ということになります。
時間とコストを削減するということは、即ち本来は自己資金で投資しなければばらないモノを他人の資源でレバレッジを掛けていることになります。
経営戦略上レバレッジを掛けるということは非常に重要なことです。
フリー戦略もレバレッジのひとつです。
何故かと言うと「ビジネスの生命線に繋がる最も困難な仕事」を簡単に実現してくれるのが「フリー戦略」だからです。
新規顧客が増えていかなければビジネスは成長しません。
つまりフリー戦略は単にお客様に無料でモノをあげるという行為に留まるものではなく、新規顧客を開拓するというビジネス上最も重要な基礎や土台を作るものだからです。
最近やたらとテレビCMを流している「グリー」知らない人がいないくらいTVスポットを打っているのではないかと思います。
そのグリーの元々のビジネスが何だったのかは意外と知られていません。
「グリー」は元々ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)でした。
簡単に言えば、ユーザーが日記を書いたり写真を投稿したり、そういったことをして友達の輪を広げて言ったりする、オンライン上にあるコミュニティ型の会員制サービスでした。
早く言えばミクシーみたいなものです。
このソーシャルネットワーキングサービスが日本に上陸したころは、ミクシーとグリーが市場を二分するライバルでしたが、結果はいうまでもなくミクシーが勝ってグリーは市場から消えたように見えました。
しかし、その後グリーは市場をパソコンユーザーからケイタイユーザーに替えて大きくシェアを伸ばしてきました。
その時に取った戦略が「フリー戦略」でした。
どのようにフリー戦略を使ったのかというと、グリーに入ると無料で遊べるゲームが入手できるようにしたことです。
グリーはそもそも「ゲーム屋」ではありません。グリー本来のビジネスはソーシャルネットワーキングサービスです。売上はどうやって上げているのかというと「会員への有料課金サービス」が大きな収入源になっているのです。
では何故、テレビCMでは「無料のケイタイゲーム」ばかりを宣伝しているのでしょうか?
フリー戦略を成功させるためには、自分達が有料で売りたいものを全面に押し出すのでなく、徹底的にフリーになっているものを押し出すことによって、まず顧客になってもらう。
それから有料サービスを使ってもらえるように階段を一歩づつ上がっていけるようにストーリーを作ることがフリー戦略成功の秘訣です。
最初から無料サービスと有料サービスを一緒にして売り込むと顧客は混乱をして、折角の無料サービスの良さが伝わらなくなってしまいます。
マーケティングは心理学です。フリー戦略の効果は以前にも書いたことがありますが、返報性のルールが働くからです。
返報性のルールを生かすためには、まず徹底的に無料サービスを打ち出すことです。
顧客に不信感を与えないようにすることが成功への近道だと思います。
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1975年 法政大学経済学部卒業後、東京の中堅印刷会社にて生産関連と営業関連を経験。その後日本経営合理化協会に入社、主に営業マン向けのセミナーを担当、企画立案、セミナーの集客から運営までを行う。
1990年、ワタナベ印刷㈱代表取締役就任。2008年8月、社名をワタナベメディアプロダクツ(株)に変更。印刷会社から販売促進支援業へと大きく進路を転換!現在、マーケティングアドバイザー兼代表取締役として活躍中
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